ボリビアの子供たちに支援物資を送りましょう!

 

学友会副会長 茅野 由美子

 昨年の9月に財団学友会として参加したRYLAでベルギーからの青少年交換留学生シャルル アンドレ君から、ボリビアの子供達が直面している現状について話をききました。高校生の彼の願いは、ぜひとも日本の人たちに「世界中には貧困で基本的教育すら受けることのできない子供たちが多く存在すること」を知って欲しいということでした。そこで、11月に私が昨年まで所属していた松本RACの例会に講師として招き、ボリビアでの子供たちの様子をスライドを交え話をしてもらいました。そこに写っていたのは、自分の国の政府からも忘れられ、電気は無論、安全な飲み水すら無い、まるで砂漠のような貧困な土地と、多くの子供たちでした。そこでの月収は、良くて300円足らずです。平均寿命は恵まれている方でも40代、若者の多くは仕事を求めて都会へ出ますが、自分の名前さえもまともに書けない彼らが職につくことはまれで、その多くは麻薬におぼれ、孤独に無くなっていきます。

 昨年、ベルギーとボリビアのロータリークラブがロータリー財団のマッチングプログラムの一つとして、学校まで片道2時間かかるノルテ・ポトシという村に、寮付きの学校が建てられました。しかし建物の次に必要な物がまだまだたくさんあります。

 ロータリー財団からの奨学金をいただき海外で貴重な体験をさせていただいた私たちが、今度は子供たちに教育のチャンスを支援する番だと思います。そこで、ぜひとも皆さんにご協力いただき、ボリビアの子供たちに支援物資を送りたいと思います。

 『1999年世界子供白書』の序文でアナン国連事務総長は、「教育は物事を変えるための大きな力となる。教育という基盤の上に自由や民主主義、持続可能な人間開発の基礎が築かれる」と述べています。日本では当然の権利である教育をうけることですが、世界では、発展途上国だけで1億3000万人の子供が学校にいくことができません。教育を受ける事は、これらの希望の少ない国々の生活の中で、よりよい生活をするために必要な一筋の希望の光となります。私たちにとってほんのわずかの支援が彼らにとっては非常に大きな意味を持ちます。机のなかに眠っている鉛筆やノート、そしてお金、出来る範囲で結構です。ぜひとも友人、知人にも声をかけて協力して下さい。この活動は子供達ばかりでなく、埋もれてしまったこれらの品々にも新たな使命を与えることにもなります。支援物資は現地でボランティアとして赴任しているチャールズ君のおじさんを通じて現地の子供たちの手元に届けます。一人でも多くの人に、少しでも多くご協力いただければ幸いです。

 これらの品々がどのように生かされたのか報告もしていきたいと考えています。

 このプロジェクトについて、資金、物資以外にもご協力いただける方も併せて募集しております。

募集物資:鉛筆、ノート、薬(常備薬)、現金など(これらが最も必要とされています)

詳細については、学友会事務局までメイルにてお問い合わせ下さい。